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マップディレクターが、自分で作ったマップを自分でレビューします。

「見習いの森」レビュー Stage1〜25
by サムオー

Stage1「基本のキ」 (作:サムオー)
難易度:
苦心作度:★
お気に入り度:★
いきなり「二連押し」です。
それさえできればカンタンなステージなのですが、「レベル1にしては難しい」というこのマップ全体の方向性を早くも暗示しているようです。
以前担当した「はじめてのダンジョン」では、てくすち殿から「レベル1では二連押し禁止」というお達しがあり、50面作成するのにネタが詰まってしまい、大変苦労した覚えがありますので(結局終盤10ステージに限って解禁されましたが)、今回はハナから解禁で行こうと決めていました。
また、ユニコーンは当初ブルーエリアすぐ上にいたのですが、最後の穴を空中押しで突破する輩が続出したため、現在のような中途半端な位置になっています。


Stage2「茶色組整列!」 (作:サムオー)
難易度:
苦心作度:★
お気に入り度:
一応、Stage8と連作になっています。
ステージ配列の妙で心理的な罠を仕掛け、難易度を増そうとしたのですが、いかんせんどちらもカンタンすぎてそういうアヤが生じる余地がなさそうなのであきらめました。
ちなみに上記のようなステージ配列はてくすち殿の得意技で、我々は「てくすちマジック」と呼んでいます。


Stage3「デム木デムノ介」 (作:サムオー)
難易度:
苦心作度:★
お気に入り度:★★→★(誤字発覚でマイナス)
いかにも「デムデム初登場」といった感じのステージです。
石のブロックをデムデムに押させた後、クリスタルもデムデムに押させるか、自分で押すかによってあなたの性格がわかるかもしれません。ちなみに私は押させる派です。てくすち殿も押させる派、シャンシェン殿と助っ人テスター・ゆっこたんは自分で押す派でした。
なお、タイトルはStage38のタイトルにもなっている某プロレスラーの愛息から取ったつもりですが、今確認したら「ノ」ではなく「之」でした。痛恨です。


Stage4「頂点目前からの転落」 (作:サムオー)
難易度:
苦心作度:★
お気に入り度:
メルビー初登場です。
ヒントにもあるとおり、メルビーの誘導については特に神経を使う必要はありません。
さすがにそのままというわけにはいきませんが、おびき出す方向は下でも右でも左でも構いませんし、おびき出してからも放っておくなり、ぷちっと潰すなり、どうにでもなります。
レベル1で序盤だからと思ってそのままにしましたが、全体に締まりがなくてイマイチ気に入っていないステージです。


Stage5「あなたもこちらへ」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★★
お気に入り度:★
以前フラスポにも書きましたが、このマップは開発途中で終盤のシビアな5ステージをリストラし、その代わりに序盤5ステージを追加するという荒療治で難易度を調整しました。
このステージは、その追加された5ステージのうちの1つです。Stage3をほんの少し複雑にしただけで本質的なところは変わってないと思うのですが、もう1週間近くもこのステージで悩んでいるみっちの姿を見ていると、意外な伏兵なのかもという気もして…
いやいや、やっぱりカンタンだと思うんですがねえ。


Stage6「ぷっちんデムりん」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:★★
「見習いの森」を作るにあたって、空中押しなどを使った別解への対処をどうしようか迷いました。
特にレベル1のマップでは、なるべくどのステージにも「モンスターを避ける・潰す」というアクション的な要素を付加したかったのですが、うかつにエビなどを放つと空中押しで身もフタもない解き方が出来てしまうというリスクがあります。
で、結局のところはそういった別解もなるべく潰すことにしたのですが、このステージには残っています。鉄を動かさずに石だけを使ってクリア可能です。


Stage7「いっちゃうぞ、バカヤロー」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:★
Stage5同様、開発途中で加された5ステージのうちのひとつです。
少しでもプレイヤーを迷わせようと最初はすべて石のブロックでしたが、下からブロックを突き壊して落ちてくるクリスタルを押し込むという別解を、迷ったあげく潰すことにしました。
なおタイトルは、鼻テープがトレードマークの某プロレスラーの定番フレーズからとりました。そんなに好きなレスラーではないですし、特に気に入っているフレーズというわけでもないのですが、なぜかフラッピーの穴でも引用しています。


Stage8「茶色組集合!」 (作:サムオー)
難易度:
苦心作度:★
お気に入り度:
Stage2のところでも書いたとおり、中途半端な連作になっています。せめて、クリスタルの通り道を変えたら、もう少し面白かったですね。
なお、みっちから「ステージ『8』だけに『集合!』なんですね」などと言われましたが、単なる偶然です。ステージタイトルの元ネタ探しなんてやっている暇があったら、さっさとStage5をクリアしなさい。


Stage9「虫かご」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:
開発途中で追加されたステージの3つめです。
一応「外壁をうまく使ってメルビーを誘導し、ほぼノーリスクでクリア」が意図解ですが、もちろんほかにもいろいろ解き方があります。なんでしたら、石ブロックを使わずにクリアしてみてください。


Stage10「発掘」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:
お気に入り度:★
私が個人的に好きな技である「割り逃げ」を使います。
一応「最低1個は石のブロックを残しておかなくてはいけない」というアクセントを入れたつもりだったのですが、そういう意識をせずになんとなくプレイしても、大体解けてしまいますね。


Stage11「直線一気」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:★★
このステージのように、「すべてセットした上でクリスタルを一気に押す」という解き方は、なんとなく気持ちよくて個人的に好きです。
エビーラはキノコで眠らせたり潰したりしてもいいのですが、手早く解いてしまえば上の方に出て来ることなく終わってしまうでしょう。この辺の地形の感じというか、間合いのようなものを覚えておくと、高レベルマップで役に立つかもしれませんね。特にてくすち殿の作品には、余分なキノコなどはまず置いてありませんから。


Stage12「譲り合い」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★★
お気に入り度:★★★
開発途中で追加されたステージの4つめです。
目新しい趣向というわけではありませんが、シンプルながらもそこそこキレがあり、気に入っているステージです。
欲を言えば、ヒビ割れブロックを左からも落とせるようにしておけば、よりよかったなと思います。


Stage13「耐え切れない弱さ」 (作:てくすち)
難易度:★
さすがてくすち! 度:★
お気に入り度:★
マップ中に全部で8つあるてくすち作のステージのうちの1つです。
てくすち殿らしく、シンメトリーの美しさがまず目を引きます。解き方については、二連押しを思いつきさえすれば、苦労することはないでしょう。


Stage14「頂点からの転落」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:
ヒントには「スマートに行くなら、上のメルビーは動かさないようにしましょう。」とありますが、そんなこと言われるまでもなく、ほとんどの人はそうするに決まっています。
メルビーは使い方が難しいモンスターだとは思うのですが、私の場合はことにその辺りが下手ですね。反省してます。


Stage15「足下注意」 (作:てくすち)
難易度:★
さすがてくすち! 度:★★
お気に入り度:★
てくすち殿の作品です。
下からブロックを1個反対側に回すという趣向はオーソドックスなものなのですが、恥ずかしながら、私は結構はまってしまいました。テスト段階で私が最初にクリアした方法は潰されて現在の方法が正解となったのですが、そういう場合、元の解にとらわれるあまり、それほど難しくない正解になかなかたどり着けないということはママあるのです。


Stage16「エスコート」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:
お気に入り度:★
開発途中で追加されたステージの5つめです。メルビーを誘導しつつコーナーを回り、最後は対面割りで仕上げという趣向です。
1コーナーは障害物(丸太)の後ろにいるだけ→2コーナーは石ブロックをうまくずらして障害物に→3コーナーは障害物ナシだが空間には少し余裕がある→4コーナーは空間もギリギリという具合に、私の意図としては、コーナーごとに誘導の難易度(というかタイミング)が厳しくなるようにしてあるつもりです。
それはいいのですが、2コーナーは失敗でした。これだけ空間があれば、わざわざ石を使うような回りくどいことをする人は、まずいません。


Stage17「ピーチ」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:
お気に入り度:★★★★★
ステージを作るときには、大きく分けて「形から入る」方法と「トリックから入る」方法があります。このステージは前者の典型ですね。ええ。モモ大好きなんですよ。
クリスタルを取り出すときの趣向が今までありそうであまりなかったような気がします。すべてのマップをプレイしたわけではないので、正確なところはわかりませんが。
あと、上の「モ」から下の「モ」にクリスタルを移すときに、一瞬ブロックが足りないように錯覚するという効果をちょっとだけ期待しているんですが、ちと苦しいですね。


Stage18「リリー」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:
お気に入り度:★★★★★
これもStage17同様、「形から入った」ステージです。ユリはいいですよ。面白くて。←?
パズルの方は、クリスタルの取り出し方に気付いてしまえば、どうということはないです。ちなみに私自身は、「試練の森」で初めてこのパターンに出くわしたときにかなり悩み、てくすち殿に「これはクリア不可能に見えるんですが…」と訴えた恥ずかしい過去があります。


Stage19「投手、バケツ、聖火」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:★
3つのキーワードから連想する言葉である「リレー」という技を使います。
私としては、レベル1と言えどもちょっとカンタンすぎるかと思ったのですが、意外にも社内スタッフでここに詰まった人が複数いました。どうやら彼らは、「リレー」という言葉から、デムデムをうまく利用しなくてはならないのでは?と、難しく考えすぎたようです。


Stage20「界、金雁、長坂」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:★
Stage19からの連作です。
キーワードがかなり苦しいことになっています。「金雁橋」「長坂橋」はともかく、「界橋」なんて知りませんでした、私は。
それはさておき、私はStage19より正解に至りにくいと判断してこちらを後にしたのですが、一概にそうとも言えないようですね。こちらの解法を先に思いついてしまい、Stage19で少しとまどったという人も結構いるようです。


Stage21「一気呵成」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★
お気に入り度:★
作る側の意図としては、「穴を埋めようとしても埋められないヨ。ザケンナ!」となってもらいたいのですが、果たして思うツボにはまってくれる人がどのくらいいるのか、正直なところ全然わかりません。社内スタッフも最近は妙にスレてきて、空中押しなどを駆使して別解を見つけてくれるのはいいのですが、そういう点ではアテになりません。
先日レベル5マップのテスターを一般公募しましたが(※すでに募集は締め切っています)、カンタンなマップでも、テスター公募はアリかもしれませんね。もっとも、プレイしていくうちにどんどん上達してしまうので、生きのいい初心者をたくさん用意しなくてはならないという欠点もありますが。


Stage22「小さなアラベスク」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:★★
お気に入り度:
私の自信作のひとつである「侮りがたいアラベスク」(つづきのダンジョンに収録)の面白さをそのままに難易度を下げたステージを作ろうとしたのですが、あえなく失敗しました。
「侮りがたいアラベスク」の良さは、「有望に見える手筋が多くて、正解がわかりづらい」というところにあるのですが、この「小さなアラベスク」はその点見え見えと言っていいでしょう。
実は「侮りがたいアラベスク」はかなりテキトーに作ったステージなのですが、狙って作ったステージよりもそういうステージの方が面白い、というのは得てしてあることなのです。


Stage23「夢の中の忘れ物」 (作:てくすち)
難易度:★
さすがてくすち! 度:★
お気に入り度:★
「うっかりするとブロックやクリスタルで通路が塞がれてしまう」というのは、てくすち殿が好んで使用する趣向の1つです。
このステージの場合、もちろん難易度は低めですが、クリアし終わった後に「今回はレベル1だしこんなもんで勘弁してあげよう。ただし次はこうはいかないからね」とでも言われているような不思議な感覚が残ります。難易度が増した兄貴分の存在を予感させる何かがこのステージ自体にあるからなのか、今までにプレイした似た趣向のステージがトラウマとして残っているからなのか、それはわかりませんが。


Stage24「つなぎとめる力」 (作:てくすち)
難易度:★
さすがてくすち! 度:★
お気に入り度:★
これもてくすち作品です。
当初ブルーエリアの上に鉄ブロックがあって、それがダミーとしていい感じだったのですが、製品化直前に別解が見つかり急遽撤去されました。そういう過程を知っているせいだとは思うのですが、なんとなく中途半端な感じを受けないでもないです。
ちなみに、「階段状の地形を降りていく」という趣向は定番中の定番なのですが、そのあたりのバリエーションの付け方はさすがにうまいですね。


Stage25「フ杯」 (作:サムオー)
難易度:★
苦心作度:
お気に入り度:★
「見習いの森」全50ステージのうち、一番最初に作られたステージで、妙に投げやりなタイトルなのですが、そのまま製品化されてしまいました。
パズルの方は手筋が緩いことは緩いのですが、見た目もちょっと面白いですし、それなりに緊張感も持続するので、レベル1中盤の作品としてはちょうどよかったのではないかと思います。